2024年の大河ドラマ「光る君へ」の衣装や小道具を展示
『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館』
~関連展示や紫式部ゆかりの地を一挙にご紹介します~
2024年の大河ドラマ「光る君へ」(NHK)の放送に合わせ、2024年1月29日(月)~2025年1月31日(金)の約1年間、紫式部が滞在し『源氏物語』の着想を得たといわれる石山寺の境内に『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館』が開館されています。
『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館』は、大河ドラマ関連のオリジナル映像や衣装・小道具など「光る君へ」の世界観が体感できる、紫式部ゆかりの地・大津市ならではの展示をお楽しみいただけます。
また、三井寺や大津市歴史博物館では紫式部関連展示として開催される展覧会をはじめ、源氏物語を支える舞台として描かれる紫式部ゆかりの地を一挙にご紹介します。大河ドラマ「光る君へ」とともに、ゆかりの地である滋賀県の観光をお楽しみください。
※“紫式部”ゆかりの地 「石山寺」に1月29日(月)オープン!『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館』同時開催『源氏物語 恋するもののあはれ展』 ⇒ 別途記事こちら
光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館
2024年の大河ドラマ「光る君へ」(NHK)の放送に合わせ、2024年1月29日(月)~2025年1月31日(金)の期間、紫式部が滞在し『源氏物語』の着想を得たといわれる石山寺の境内に『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館』を開館されています。
大河ドラマ関連のオリジナル映像や衣装・小道具など「光る君へ」の世界観が体感できる、大津ならではのドラマ展が実施されています。大河ドラマのファンだけではなく、歴史好き・紫式部好きの方々もお楽しみいただけます。
開催期間:2024年1月29日(月)~2025年1月31日(金) ※期間中は原則無休
会 場:石山寺 明王院(大津市石山寺1-1-1)
開館時間:9:00~17:00(最終入場16:30)※2024年1月29日(月)は14:00開館予定
料 金:当日券 大人(中学生以上)[展示入場券]600円 [石山寺セット券]1,000円
小人(小学生) [展示入場券]300円 [石山寺セット券]450円
団体券 (20名以上)
大人 [展示入場券]500円 [石山寺セット券]1,000円
中・高校生 [展示入場券]500円 [石山寺セット券]850円
小人(小学生) [展示入場券]250円 [石山寺セット券]450円
主 催:大津市大河ドラマ「光る君へ」活用推進協議会
お問合せ:077-528-2756 大津市大河ドラマ「光る君へ」活用推進協議会 事務局
(大津市観光振興課) WEBサイト:https://otsu-murasakishikibu.jp/
▼見どころ
1.主人公まひろ(紫式部)が身に付けた衣装を、平安時代の趣ある展示コーナーで間近に楽しめる!
2.キャスト・スタッフの独自インタビューやメイキング映像を交えた、大津でしか見られない映像を4Kシアター で上映 3.撮影の舞台裏や番組の考証担当による平安文化解説など、ここでしか読めない特集パネルの展示
【同時開催】『源氏物語 恋するもののあはれ展』
「大河ドラマ館」と同時開催の『源氏物語 恋するもののあはれ展』は平安時代 の「恋」を体感できる企画展です。『源氏物語』 の恋を人気イラストレーター 描き下ろしイラストや音楽アーティストによるオリジナル楽曲で現代的に表現。 色・香り・花など平安時代の恋を彩った文化に触れるコーナーもあり、どなた でもお楽しみいただけます。
開催期間:2024年1月29日(月)~2025年1月31日(金)
会 場:石山寺 世尊院 開館時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
※2024年1月29日(月)は14:00開館予定 WEBサイト:https://otsu-murasakishikibu.jp/exhibition/aware/
▼見どころ
1.イラストレーター ・日菜乃による描き下ろしイラストの展示!
レトロでポップで、どこか懐かしい瞬間を切り取った表現を得意とする注目のイラストレーター・日菜乃による、源 氏物語の恋の和歌を題材にした描き下ろしイラストを展示します。展示会場内で撮影した写真をSNS に投稿していた だいた方に、展示イラストのオリジナルシールをプレゼントします。※詳しくはWEBサイトにてご確認ください。
2.アーティスト・あたらよによるオリジナル楽曲の制作!ミュージックビデオを限定上映
「10月無口な君を忘れる」は多数の音楽配信サービスでチャート首位を獲得し、 THE FIRST TAKE にも出演、今 注目のバンドであるあたらよが、源氏物語の恋を題材にオリジナル楽曲を制作。さらに、今回展示するイラスト レーター・日菜乃の作品とコラボしたミュージックビデオを、展示会場限定で公開します。
3.色・香り ・花 を モチーフとした、平安時代の文化を体感できる コーナー
平安時代、恋愛のポイントとなった色・香り・花を体感できるコーナーとなって います。
【色の世界】では、平安時代の季節ごとの色の重ねを紹介。源氏物語の登場人物にゆかりある色のカードをお持ち 帰りいただけます。
【香りの世界】では、源氏物語の登場人物をイメージした香りをご用意。
【花の世界】では、デジタルおみくじ「はなみくじ」を体験いただけます。QRコードを自身のスマートフォンで 読み取ると、おみくじの結果が表示されダウンロードが可能となります。
紫式部関連展示
三井寺(園城寺)
◆『紫式部と三井寺展』
今回が初公開となる、三井寺所蔵の紫式部に関する史品6点をはじめ、紫式部が生きた平安時代や、鎌倉・室 町時代の仏像も展示します。展示物の一つである「源氏物語湖月抄(げんじものがたりこげつしょう)」は江 戸時代に最も流布した源氏物語の版・注釈書としても知られています。そのほか「寺門伝法灌頂血脈」「小倉 百人一首」などを展示します。
開催期間:2024年1月29日(月)~7月31日(水) 2024年10月1日(火)~2025年1月31日(金)
会 場:三井寺 金堂 (大津市園城寺246)
開館時間:8:00 ~ 17:00(受付終了16:30)
料 金:無料(別途、入山料が必要 ※大人600円、中・高生300円、小学生200円)
石山寺
◆『石山寺と紫式部展』
紫式部や源氏物語に関連する石山寺所蔵の文化財を、3期に分けて約100点公開します。紫式部が源氏物語 を起筆した際に使用したと伝わる硯石( 伝紫式部料 古硯 )はすべての期間中展示いたします。今後、紫式 部の肖像画として有名な土佐光起筆「紫式部図」も修理後初公開予定です。
開催期間:2024年3月16日(土)~ 12月1日(日)
[春季]2024年3月16日(土)~6月30日(日)「紫式部をめぐる人々」
[夏季]2024年7月6日 (土)~8月25日(日)「紫式部と光る君の物語」
[秋季]2024年9月1日(日)~12月1日(日)「紫式部とほとけの道」
会 場:石山寺 豊浄殿(大津市石山寺1-1-1)
開館時間:10:00~16:00(最終入館15:45)※石山寺拝観時間: 8:00~16:30 (最終入山16:00)
料 金:300 円(別途 、石山寺入山料が必要 ※一般(中学生以上)600円、小学生250円)
【春展示】平安貴族に焦点を当て、彼らの生活や信仰・文学を深掘りします 。
【夏展示】紫式部の肖像画とともに源氏物語の名場面を紹介 。
【秋展示】源氏物語の裏側にある紫式部の宗教観をフックに源氏供養などに関連した文化財を展示 。
大津市歴史博物館
◆特集展示『源氏物語と大津』
『源氏物語と大津』は、紫式部と源氏物語について基礎から楽しく学べる展示です。紫式部の人となりや石 山寺で源氏物語を起筆した所以など 、ロビーと展示室にて紫式部を紐解く特集展示を開催します。幅広い 世代の方々に源氏物語の世界をお楽しみいただけます。
開催期間:2024年1月10日(水) ~ 2025年2月2日(日) ※月曜ほか休館日あり
会 場:大津市歴史博物館 常設展示室・ロビー(大津市御陵町2-2)
開館時間:9:00 ~ 17:00(最終入館 16:30)
料 金:一般330円、高校生・大学生240円、小・中学生160円 (企画展の入場料は別途必要)
▼見どころ
1.石山寺の所蔵品を中心に、市内に伝わる紫式部や源氏物語に関わる文化財を展示
2.石山寺「源氏之間」を再現したフォトスポット・着付け体験や体験型デジタルコンテンツの設置
3.展示室内ビデオシアターにて、源氏物語と大津の関係を紹介する映像を放映
紫式部とゆかりの地
石山寺
奈良時代より霊験あらたかな観音霊場として信仰を集める東寺真言宗の 大本山。平安時代には石山詣が流行し、多くの貴族や女流文学者が訪れ ました。なかでも紫式部が滞在中に琵琶湖に映る満月を見て『源氏物 語』を起筆した伝説は有名で、本堂(国宝)には筆を執ったとされる 「源氏の間」があります。紫式部や『源氏物語』ゆかりの寺宝も多く所 蔵されており、物語が誕生した時代のおもかげを感じることができる名 刹です。
所在地:大津市石山寺1-1-1
アクセス:京阪石山坂本線「石山寺駅」から徒歩約10分 JR琵琶湖線「石山駅」から京阪バス「石山寺山門前」下車
逢坂(おうさか)の関記念公園
京の都から近江(滋賀)へと向かう要所にあった関所。東海道と東山 道の2つの街道が通るため、出会いや別れの場所として「逢う」や 「関」に掛けた歌が多く詠まれました。なかでも蝉丸が詠んだ「これ やこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」とい う歌はよく知られています。『源氏物語』の「関屋」の巻では、石山 詣に向かう光源氏が、空蝉と再会する舞台となりました。
所在地:大津市大谷町22
アクセス:京阪京津線「大谷駅」から徒歩約5分 WEBサイト:https://otsu.or.jp/thingstodo/spot85
紫の道(京阪石場駅~打出浜)
紫式部の父・藤原為時と共に紫式部が越前へ旅立ったとされる場所が 琵琶湖岸の打出浜であることから、このエリアを「紫の道」と呼びま す。エリア内には、『源氏物語』に由来する草花や紫の花で彩られた 4種類の花壇「紫の庭」「さざ波の庭」「式部の庭」「源氏の庭」が あります。「源氏の庭」は、源氏香を模したモザイク花壇となってい ます。(びわ湖ホール 湖側)
所在地:大津市打出浜
アクセス:京阪石山坂本線「石場駅」下車
三井寺(園城寺)
飛鳥時代に起源を持ち、平安時代には朝廷や貴族から崇められた天台 寺門宗の総本山。なかでも藤原道長が深く信仰したことは知られ、道 長の奉納と伝わる弥勒菩薩が金堂(国宝)に祀られています。紫式部 にとっても縁が深く、おじの康延(こうえん)と異母兄弟の定暹 (じょうせん)はこの寺の僧侶で阿闍梨となり活躍しました。また紫 式部の死後、70歳を過ぎた父の為時は三井寺で出家し、娘をしのぶ 日々を送ったと言われています。
所在地:大津市園城寺町246
アクセス:京阪石山坂本線「三井寺駅」から徒歩約7分
または 「大津市役所前駅」から徒歩約12分
JR琵琶湖線「大津駅」
またはJR湖西線「大津京駅」から 京阪バス「三井寺」下車
WEBサイト:https://miidera1200.jp/
慈眼堂
比叡山麓の坂本にある慈眼大師 天海の廟所。天海は徳川家康・秀忠・ 家光に仕えた僧侶で、織田信長の焼き討ちで荒廃した比叡山延暦寺を 復興した傑僧として知られています。紅葉の隠れた名所でもある境内 には紫式部をはじめ、ライバル関係にあった清少納言、和泉式部ら平 安時代を代表する女流文学者の供養塔があります。
所在地:大津市坂本4-6-1
アクセス:JR湖西線「比叡山坂本駅」から徒歩約20分
京阪石山坂本線「坂本比叡山口駅」から徒歩約5分
比叡山延暦寺
比叡山全域を境内とする天台宗の総本山。紫式部と同時代を生きた比叡 山延暦寺の僧侶・源信(げんしん)は、『源氏物語』に登場する「横川の 僧都」のモデルといわれます。「夕顔」の巻では、西塔にある法華堂で、 光源氏が四十九日法要を営んだ場所として登場します。
所在地:大津市坂本本町4220
アクセス:京阪石山坂本線 「坂本比叡山口駅」から徒歩約10分
または JR湖西線「比叡山坂本駅」から徒歩約25分 坂本ケーブル乗り換え終点下車
WEBサイト:https://www.hieizan.or.jp/
日吉大社
日本各地の日吉・日枝・山王神社の総本社。『源氏物語』にも登場 する 法華八講「山王礼拝講」を受け継ぐ神社です。 「賢木」の巻で は光源氏の父・桐壺院の一周忌供養で法華八講が営まれるなど、重要 な場面として描かれています。
所在地:大津市坂本5-1-1
アクセス:JR湖西線「比叡山坂本駅」から徒歩約20分
京阪石山坂本線「坂本比叡山口駅」から徒歩約10分
WEBサイト:https://hiyoshitaisha.jp/
浮御堂(満月寺)
近江八景「堅田の落雁」で知られる浮御堂は、「横川の僧都」のモデ ルとされる源信(げんしん)が、琵琶湖上の安全と人々の救済を願い 建立したとされ、観音堂には聖観音坐像(重要文化財)が安置されて います。湖上の浮御堂からは伊吹山や長命寺山、沖島など滋賀の名所 が望め、松尾芭蕉や葛飾北斎ら近世の文化人からも愛されました。
所在地:大津市本堅田1-16-18
アクセス:JR湖西線「堅田駅」から江若交通バス「堅田出町」下車 徒歩約5分
融神社
光源氏のモデルの一人といわれる嵯峨天皇の皇子・源融(みなもとの とおる)公を祀る神社。静寂の境内には融公を祀る本殿と、母である 大原全子を祀る脇殿に加えて、拝殿と11の社があります。融神社に 伝わる由緒によれば、融公は領地である南庄村に邸宅を構えて住んだ と伝え、後の時代に邸宅のあった山上から掘り出された鏡を祀ったこ とが、融神社の始まりとされます。
所在地:大津市伊香立南庄町1846
アクセス:〈車〉国道161号湖西道路「仰木雄琴IC」より約12分
白鬚神社
湖中に朱色の大鳥居があり、近江の厳島(いつくしま)と呼ばれる近 江最古の神社です。境内には、紫式部の若き日を偲んで、歌碑が建立 されています。歌碑には、平安時代の長徳(996)2年、越前の国司と なった父・藤原為時とともに湖西を通り越前に向かう途中、都の生活を 恋しく思い出して詠んだ歌が刻まれています。
所在地:高島市鵜川215
アクセス:JR湖西線「近江高島駅」から鵜川線(予約乗合タクシー) 「白鬚神社前」下車
WEBサイト: http://shirahigejinja.com/
三上山(近江富士)
三上山は、千年以上前から神が宿る清浄な山とされてきました。標高は 432mでなだらかな稜線を描くその美しい姿から近江富士と呼ばれていま す。「打ち出でて 三上の山を 詠れば 雪こそなけれ 富士のあけぼの」三上 山を眺めて詠んだと伝わる紫式部の和歌があります。
所在地:野洲市三上
アクセス:JR琵琶湖線「野洲駅」から滋賀バス「山出前」または 「御上神社前」下車
WEBサイト:https://www.yasu-kankou.com/tourist/detail.php?id=5
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